クラウディアさんによる新しい投稿が公開されました

中央ClaudiaOrenstein教授(ニューヨーク大学ハンター校)

 2026年2月の定期公演には、遠路遥々ニューヨークからお客様がいらっしゃいました。ニューヨーク大学ハンター校教授クラウディア・オレンツチン先生。先生との出会いは、2021年に遡ります(ふるさと館公演)。その後、でくまわしの詳しい調査のために白山市を訪問された際には、保存会メンバーと一緒に、ダム湖に沈んだでくまわしのふるさとにまで足を運ばれています。その訪問の当会の記録と、先生が執筆した記事の抄訳を交えたご紹介は深瀬でくまわし 米・人形劇専門誌に!をご覧ください。

先生の専門は演劇ですが、特に世界各地にある人形を使ったパフォーマンスの調査には、大変力を注いでいらっしゃいます。私たちも先生から、楽しいお話をたくさん伺いました。たとえば、岐阜県の「ひんここ」というのは、私たちの目には「巨大でくまわし」です!「伝統文化」として残る人形を使ったパフォーマンスは、どこにでもあるわけではありませんが、思いのほか数多く存在します。そんなパフォーマンスが続けられてきた理由や、パフォーマンスそのものの意義について思いを巡らせるきっかけをくれたのが、クラウディアさんです(ご紹介のために改まって「先生」とお呼びしてきましたが、普段はこのようにお呼びしています)。

さて。「人形を使ったパフォーマンス」とは、英語でpuppetryと呼ばれるもののことを指しています。puppetryの語は、puppetを使った表現全般のことですが、英和辞書を引けば「人形劇」とあることでしょう。人形劇と聞けば、人形を使う劇、人を模ったものが演じる劇ということで、あんまり馴染みがない、それどころか、これまで見たことないし今後も縁がないものと受け止められるのではないかと思います。ここで、再度puppetryの語に立ち返ってみましょう。puppetは、必ずしも人の形をしているわけではありません。表現全般というのは、劇に限りません。獅子舞の演舞、ガチャピンとムック、ねほりんぱほりん、アンパンマンショーは、通常、人形劇として捉えられることはないと思いますが、これらはpuppetyです。そう捉えなおすと、「人形を使ったパフォーマンス」が、子どものころから親しみ続けてきたもののように感じませんか?

「人形劇」の世界はとても豊かで、時代を超えて人を魅了します。クラウディアさんのレポートは、2026年の2月に開催された下北沢国際人形劇祭のための日本出張の際に出会った人形劇文化についてまとめたものです。クラウディアさんが、その数日間の出来事に示すように、人形劇の世界は、ニッチなようで意外にも広がりを持つものです。どうぞご一読ください。
https://pirjournal.commons.gc.cuny.edu/2026/06/08/report-winter-2026-puppets-in-japan/



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