令和8年定期公演
演目 源氏烏帽子折 第2段・第3段
「源氏烏帽子折」は、近松門左衛門の初期の作品とされています。源義経(牛若)を題材にした所謂判官物ですが、義経自身よりも義経の周囲の人々を描いたものです。
第2段の牛若は、常盤御前に抱かれた赤子の姿で登場します。平家の追手から逃れて回る不遇の時代、母常盤御前のけなげな姿が浄瑠璃の聞かせどころです。第2段のあらすじはこちらで紹介しています
第3段の牛若は、青年姿です。元服のために烏帽子を買い求めようと、烏帽子折の五郎太夫の店を訪ねますが、ご褒美目当ての五郎太夫に平家方へ密告されてしまいます。作品名にもなっている「烏帽子折」ですが、手強い敵ということもなく、あっさりと成敗されてしまいます。さて、深瀬のでくまわしがこの烏帽子折をどのような人物に描いているのか、それは観てのお楽しみです。

